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チャリとボッコ  1話

今より夏は暑くなかった。今より冬は雪が多かった。

小学校3年生になったとき、確か担任の先生が代わった。

ずんぐりむっくりしてはいたが、いやに日焼けして四角い眼鏡の奥はいつも笑ってる。

全校生徒30人前後の今は珍しい小中学校。小学校と中学校が同じ校舎で、けしてマンモス校の様な

造りではなく、平屋の木造校舎だ。

クラスの児童は全部で5人!! しかも、5年生が3人、3年生が2人で同じ教室で勉強する複式学級という

体勢をとっていた。 子供の人数が少ない田舎の過疎地ではよくみられる学級の方法だと思う。

体育なんかは先生も員数に入る。バスケだってサッカーだってドッチボールだっていつも先生をいれて3対3だ。

上の学年も下の学年もにたようなもの。中学生はさすがに学年ごとだったかな。

平日も、休日も、祝日も、遊ぶのは学校のグランドと

周りにありあまってる山、野、川、だ。

TVゲームだってあったけど、ほとんどが外。

遊びは自分たちで見つけてルールも自分たちで作る。


新任のT先生がきたところはそんな山間部にある農村地帯の集落のほぼ中心に位置する学校だった。

近所どころか、地域の人が自分たちの名前を知ってた。

悪いことすればすぐにバレル 笑 

腹が減ったら家に帰ってくる。

土曜の授業が終わって、家に帰ろうとしたとき

T先生が言った

「あした、釣りにいくぞ!!いきたいやつ~~~」

俺たちは一斉に質問攻めだ

「釣り???どこに???なにつるの??」

「ふふふ~~~何がつれるかな~ どうだ!!いくか?」

「家に釣り道具があるやつはもってこい。ないやつは貸してやる。」

豪快である。まったく意味不明だ。

釣りなんてしたことがない。

川は身近にあった。 

今なら知ってるが、なかなかの水系で、河口では海サクラマスで有名らしい。

ただ、3年生の子供には、川がある事は当たり前で、特別なものじゃなかった。

川遊びはするが、さすがに子供たちだけで遊ぶのはいい顔をされなかった。

その日の晩御飯の時、親に聞いてみた

「あしたT先生と釣りに行っていい?連れて行ってくれるって~ 釣りの道具ある?うちに」

親父「車庫の屋根裏に竿とか道具が入ったリュックあるぞ。みてみろ」

いいか悪いかは言わない。

母親がすかさず止めに入ろーと口を開いたが、父親は「まあーーーいかせろ」と言った。

農作業で日焼けした親父は、笑ってた。

急いで晩御飯をたべた俺はすぐに車庫へ・・・

懐中電灯を片手に探す・・・・・

「あった!!!!」

屋根裏の張りにはお世辞にはきれいに並べてあるとは言えない釣り竿が4本くらいあった。

「知らなかった~~~こんなのあるの。」

すかさずとりだして 家に持っていき玄関で並べる。

竿の根元は、ずいぶん丈夫なタコ糸のようなもので巻いてあるやつや、ビニールテープて巻いてあるものが

多かった。どれも5mから6mくらいの振り出しの6~7本継ぎくらいの延べ竿だった。

「どれがいいの?(つかっていいの?)」と親父に聞く。

ニヤニヤしながら振り出しのゴムキャップを外して先端を見比べる親父。

「これだな!!」と目星をつけたのは5.4Mくらいの黒く、そして赤と金の線が所々にはいったグラスロッドだった。

竿尻のネジキャップを外し中から取り出していく。

それを、直ぐ傍らで好奇心が爆発しそうな勢いで見てる。

濡れたタオルで1度拭き、再び乾いたタオルで拭きながら戻していく。

「これ使ってみろ」

別にくれると言ったわけではないけど、

もうこれは 俺の竿だ!!

あたらしい武器を手に入れたような、そんな感覚だった。

道具も、よくわかんないが、これを使えと

3号のナイロンの糸と、それより細いナイロンの糸がついた針がまとめて入ってるもの。そして丸い仕分けされた部屋がいくつもある

ガン玉ケースをわたされた。

親父はあとは何も教えてくれなかった。

それから、糸と針とガン玉を風呂に入るまで、自分なりに新しい武器(古い竿・俺の竿)に結んだり

切ったり、あーだこーだとやってみる。風呂から出てもやっていた。

いいかげん母親が寝なさい!!!!!と角をはやした 笑

布団に入っても、寝るどころじゃない!!!

明日は何がおきるのか?どこにいくのか?

いろいろと考えて寝付けない

そして、寝てないのを感ずかれ また怒られる 笑

2回くらい そんなやりとりがあって

気が付けば 起きろと怒られていた。

実際には一人で起きた 4時に・・・・

早すぎだと感じ、朝はまだかまだかと 思っているうちに

すっかり日は登っていたらしい。

目覚めはすっきりだ。

親父は、すでに仕事にいっていた。

農家に日曜日はない。

母親も自分たち兄弟に飯を食わせたら仕事に行く。

じーちゃんも、仕事に行く直前だった。

じーちゃん「おっきいの釣って来い!!」

急いで飯を食って、武器(竿)と道具が入ったリュックと水筒

そして、空瓶をもって学校へ向かう。

集合場所は学校だ!!

・・・・・・・

・・・・・・

・・・・

・・

2話に続く




すいません。
いつもと違うブログです。

「チャリとボッコ」

暇つぶしにもならない内容と文章ですが

たまに更新していきます。

フィクション?ノンフィクション? 笑

どうなんでしょう~


釣果の話しじゃなく期待された方すいません。

そっちも、更新していく予定です。

あついですね。熱中症対策は万全に!!!


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